はじめに

世界に先駆けて高齢化社会を迎えた日本では、医療関係の仕事が以前から重要視されています。その現場を影で支えるのが医療事務という職業なのです。

医療事務は特に女性に人気がある職業です。その理由としては、ライフステージを男性に合わせがちな日本の女性でも、就業しやすいという点がおおきいでしょう。また待遇ややりがいの面でも魅力を感じる人が多く、近年は医療事務関係の資格取得を目指す人が増えています。通信講座の宣伝では、しばしば医療事務講座が目玉として取り上げられるのを目にしますよね。

ただし最近では主婦層を中心とした女性だけでなく、男性にも、また新たなやりがいを求める転職希望者、高校・専門学校生などの学生層と、性別や年齢の枠を超えて受験者層は広がりを見せています。あるいはフィリピンなどアジア圏の若い求職者が、日本で教育を受けて医療事務を目指すケースも増えています。安定した日本の社会保障制度や事務処理のノウハウというのは、新興国との交流を図る上でも重要なファクターになりえると言うことです。

このサイトでは医療事務の仕事の内容から就職活動のコツにいたるまで、基礎的な情報を集めました。これから医療事務を目指す人や、なんとなく気になっている人は、是非こちらで理解を深めていってください。

医療事務にはニーズがある

女性に人気の職業はいろいろありますが、最近特に人気なのが「医療事務」です。病院や薬局がなくなることはなく、一度退職しても経験や資格があればすぐ働けますし、就業時間が一定なので独身者だけじゃなく既婚者も働きやすい職業だと言えるでしょう。現代は共働きの世帯が増えているので、就業時間通り退社できる医療事務が人気になったのかもしてませんね。

病院に行くと必ず受付があります。その受付を担当している人が医療事務です。ぱっと見すごい暇で楽そうな仕事に見えますが、実はそんなことはありません。私たちに見えないところで業務があるんです。

まず、受付業務です。これは皆さんわかっていますよね。診察券や保険証の確認などされますよね。診察が終わったあとは次の予約日を確認したり、お会計の業務をします。

次に、レセプト業務です。診療報酬請求業務ともいい、簡単にいうとかかった診療費の計算をする業務です。カルテのデータからパソコンに必要なデータを入力し、診療費をだします。医療事務の仕事のほとんどはこのレセプト業務と思ってもらえばいいです。

あとは、清掃業務のほか、お客さんとコミュニケーションをとるのも大事です。

いかがでしょうか?医療事務について少しだけでもわかってもらえたなら幸いです。